Facebookライブ配信と ほかのすべてのプラットフォームへの同時配信
Facebookライブでは、OBSやvMixなど、どんなエンコーダから送った配信も、Live Producer(Facebookのライブ配信作成画面)で受け取れます。必要なのは、サーバーURL、ストリームキー、「ライブ配信を開始」ボタンです。このガイドでは、パーシステントストリームキーの場所、Facebookが公表している設定値、1本の配信をFacebook、YouTube、Twitch、Kickへ同時に送る方法を紹介します。
Facebookが示す数値は1行に収まります:1080p30は3,000〜6,000 kbps、キーフレームは2秒ごと、ライブ動画は1本あたり最大8時間です。
Facebookライブを配信先に加える理由
コミュニティがすでにいる場所で配信
教会やクラブ、地域の団体など、Facebookページにすでに視聴者がいるところは多くあります。そこでライブ配信すれば、新しい場所を探してもらう必要はなく、いつもの場所で視聴者に会えます。
毎週の配信を、1つのキーで
Facebookのパーシステントストリームキーなら、同じキーをすべての配信で使えます。StreamRoveに設定したFacebookの配信先は、翌週もそのまま使えます。Facebookでは、キー1つにつきライブ動画は同時に1本までです。
Facebookとほかのプラットフォームをまとめて
エンコーダが送るのはStreamRoveへの1本だけです。Facebook、YouTube、Twitch、Kickに届けるコピーは、StreamRove側で作ります。6,000 kbpsでFacebookとほか2つのプラットフォームに送る場合、必要なアップロード速度(上り)は約26.3 Mbpsではなく、約8.8 Mbpsで済みます。
Facebookの数値に合わせた設定
StreamRoveはFacebook向けに6,000 kbpsを想定しています。Facebookが公表している範囲は、1080p30が3,000〜6,000 kbps、1080p60が4,500〜9,000 kbpsで、どちらにも収まる値です。配信先にFacebookがあると、「出力プロファイル」カードが配信全体にこの値をおすすめします。
StreamRoveでFacebookライブを配信
Facebookを配信先に、設定は一度だけ
「チャンネルを追加」でFacebookを選びます。「ストリームURL」にLive Producerの「サーバーURL」を、「パーシステントストリームキー」にキーを貼り付けます。キーは暗号化して保存されます。Facebookとのワンクリック連携は、Metaの審査待ちです。
Facebookにもほかにも合う設定
Facebookをほかのプラットフォームと並べて追加すると、「出力プロファイル」カードが配信全体に6,000 kbpsと音声128 kbpsをおすすめします。Facebookが受け付ける最大は9,000 kbpsです。Facebookが数値を決めている項目には、「Facebookの上限に合わせています」と表示されます。
すべてのプラットフォームに同じタイミングで
Facebook、YouTube、Twitch、Kick、LinkedIn、カスタムRTMPの配信先に、1本の配信をまとめて届けます。配信先ごとにスイッチがあり、配信中でもオンとオフを切り替えられます。
映像が止まっても、待機画面でつなぐ
Controlプラン以上なら、エンコーダが戻るまで、「バックアップ配信」カードが待機画面、カウントダウン、ループ動画のいずれかを流し続けます。Facebookとほかの配信先は、配信中のままです。
Facebookだけの状態も一目でわかる
配信先ごとに、「届いています」「接続中…」「届いていません」のどれかが表示されます。ほかの配信先は続いているのに、Facebookだけ映像が届かなくなったときは、配信切れ通知でお知らせします。
録画、クリップ、リール
有料プランでは、「録画を保存」を押すと、配信全体がストレージに残ります。「クリップ」で縦型動画を切り出して、InstagramのプロアカウントにリンクしたFacebookページ経由で、Instagramのリールへそのまま投稿できます。
Facebookだけか、ほかのプラットフォームとの同時配信か
Facebookだけなら、Live Producerとエンコーダがあれば足ります。配信をStreamRove経由にすると、次の点が変わります。
| StreamRove | エンコーダから各プラットフォームへ送信 | |
|---|---|---|
| Facebookでライブ配信 | ✓ はい | ✓ はい |
| YouTube・Twitch・Kickにも同時に | ✓ 同じ配信で、アップロードは1本 | — 配信先ごとに、エンコーダから別の配信を送信 |
| 6,000 kbpsでFacebookとほか2つのプラットフォームに送るときのアップロード速度 | ✓ 約8.8 Mbps | 約26.3 Mbps |
| パーシステントストリームキーの保管場所 | ✓ StreamRoveに一度保存し、暗号化して保管 | 各エンコーダの配信設定 |
| Live Producerで「ライブ配信を開始」を押す | はい | はい |
| 配信中の確認 | ✓ ヘルススコア、配信ドクター、配信先ごとのステータス | エンコーダ自身の統計 |
| エンコーダが止まったとき | 待機画面はControl以上、配信切れ通知はすべてのプラン | エンコーダが戻るまで、Facebookには何も届かない |
Facebookライブに配信し、ほかのプラットフォームにも同時配信する方法
キーと配信先の設定は一度だけです。次回からは、Live Producerを開き、エンコーダで配信を始めて、「ライブ配信を開始」を押す流れになります。
- 1
Facebookでライブ配信できる条件を確認
Facebookの条件は、アカウントの作成から60日以上たっていることと、Facebookページまたはプロフェッショナルモードのプロフィールにフォロワーが100人以上いることです。ページとして配信するには、そのページでコンテンツを作成できるアクセス権も必要です。配信の数日前に確認しておきましょう。
- 2
Live Producerを開く
facebook.com/live/createを開きます。左側のメニューの「投稿する場所を選択」で投稿先を選び、「ライブ配信を開始」を押します。
- 3
ストリーミングソフトウェアを選び、パーシステントストリームキーをオンにする
「動画ソースを選択」で「ストリーミングソフトウェア」を選びます。Live Producerのバージョンによっては、ストリームキーを使う方法として表示されます。「詳細設定」で「パーシステントストリームキー」をオンにしたら、「サーバーURL」と「ストリームキー」をコピーします。
- 4
StreamRoveにFacebookを追加
「チャンネルを追加」を押して、Facebookを選びます。「ストリームURL」にLive Producerの「サーバーURL」を、「パーシステントストリームキー」にキーを貼り付け、「チャンネルを追加」を押します。「連携済みのチャンネル」で、ほかのプラットフォームと並べてFacebookを配信に追加します。
- 5
エンコーダの送信先はFacebookではなくStreamRove
OBSで「設定」→「配信」を開き、「サービス」で「カスタム...」を選びます。StreamRoveの配信ページにあるRTMPS URLとストリームキーを、「サーバー」と「ストリームキー」にそれぞれ貼り付けます。OBSのそのほかの設定は、OBSの同時配信ガイドで説明しています。
- 6
Facebookが受け付ける設定にする
1920 × 1080を30 fpsまたは60 fpsで送ります。映像はH.264でビットレートは6,000 kbpsに固定し、キーフレームは2秒ごと、音声はAACの128 kbps、48 kHzにします。この6,000 kbpsは、どちらのフレームレートでもFacebookの範囲に収まります。Facebook公式の数値は、下の表にまとめています。
- 7
配信を始めて、プレビューを待つ
エンコーダで配信を始め、Facebookの配信先をオンにします。配信が届くと、Live Producerにプレビューが表示されます。タイトルと説明は、Live Producerで入力してください。StreamRoveはFacebookのタイトルと説明を設定しません。
- 8
「ライブ配信を開始」を押す
Live Producerで「ライブ配信を開始」を押します。予約する場合は「後で」を押します。StreamRoveの配信ページで、Facebookが「届いています」になっているはずです。配信が終わったらエンコーダを止めてください。Facebookでは、動画が投稿にそのまま残ります。
Facebookライブの配信設定と具体的な数値
Facebookの数値と、StreamRoveが想定する値を並べました。1本の配信がすべての配信先に届くので、エンコーダに入力するのは、いちばん右の列の値です。
| 項目 | Facebookの数値 | StreamRoveの想定値 | 入力する値 |
|---|---|---|---|
| プロトコル | RTMPS | FacebookへはRTMPSで送信 | エンコーダにStreamRoveのRTMPS URLとキー |
| 映像コーデック | H.264 | H.264 | x264、NVIDIA NVENC H.264、またはほかのH.264エンコーダ |
| 解像度 | 最大1920 × 1080 | 1920 × 1080 | 1920 × 1080 |
| 1080p30のビットレート | 3,000〜6,000 kbps | 6,000 kbps | 6,000 kbps以下、CBR(固定ビットレート) |
| 1080p60のビットレート | 4,500〜9,000 kbps | 6,000 kbps(最大9,000 kbps) | CBRで6,000 kbps。上限がこれより低いプラットフォームが配信先になければ、最大9,000 kbps |
| フレームレート | 30 fpsまたは60 fps | 最大60 fps | 30または60 fps、上のビットレートで |
| キーフレーム間隔 | 2秒(4秒以内) | 2秒 | 2(OBSでは0にしない) |
| 音声 | AAC、128 kbps推奨、最大256 kbps、44.1 kHzまたは48 kHz | AACで128 kbps | AAC、ステレオ、128 kbps、48 kHz |
| ライブ動画の最長時間 | 8時間 | — | これより長いイベントは分割 |
| ライブ配信できる人 | 作成から60日以上のアカウント。Facebookページとプロフェッショナルモードのプロフィールはフォロワー100人以上 | — | 配信日よりかなり前に確認 |
Facebookの数値は、MetaのLive Video APIドキュメントとFacebookのヘルプセンターで、2026年10月に確認したものです。OBSに組み込まれた「Facebook Live」のプリセットも同じ上限を使っています(1080p30は6,000 kbps、1080p60は9,000 kbps、音声は128 kbps)。必要なアップロード速度は、ビットレート計算ツールで確認できます。
Facebookライブに慣れた配信者のコツ
キー1つに、送信元は1つ
Facebookでは、パーシステントストリームキー1つにつき、ライブ動画は同時に1本までです。キーをStreamRoveに保存したら、OBSに組み込まれた「Facebook Live」の設定やほかのツールからは、このキーを削除してください。このキーに送信するのは、StreamRoveだけにしてください。キーが漏れたときは、Live Producerでキーをリセットし、StreamRoveでFacebookのチャンネルの連携を解除してから、新しいキーで追加し直します。
配信の始めはLive Producerを開いておく
Facebookは、配信が届いた瞬間には公開しません。先にLive Producerにプレビューが表示され、「ライブ配信を開始」を押した時点で配信が始まります。StreamRoveの配信ページで「届いています」と表示されても、Facebookが配信を受け取っているだけで、視聴者にはまだ見えていません。タイトルと説明は、プレビューが出ている間に入力してください。StreamRoveではFacebookのタイトルと説明を設定しないためです。
30 fpsと60 fpsは目的に合わせて選ぶ
StreamRoveはFacebook向けに6,000 kbpsを想定しています。30 fps(3,000〜6,000 kbps)と60 fps(4,500〜9,000 kbps)のどちらでも、Facebookの範囲に収まる値です。Twitchも6,000 kbpsまでなので、Facebook、Twitch、YouTubeに1080p60で配信するときも、設定を妥協する必要はありません。これより上げる意味があるのは、60 fpsで、配信先に上限がもっと低いプラットフォームがない場合だけです。その場合も9,000 kbpsまでです。30 fpsでは6,000 kbps以下のままにします。
長いイベントは8時間に達する前に分ける
Facebookのライブ動画は、8時間を超えて続けられません。カンファレンスの1日や、チャリティーマラソンのような長丁場では、番組の途中に休憩を入れ、エンコーダを止めて、新しいライブ動画として始め直します。パーシステントストリームキーを使っていれば、StreamRoveのFacebookの配信先は、どのパートでもそのまま使えます。各パートで、Live Producerの「ライブ配信を開始」を押してください。
よくある質問
OBSでFacebookライブに配信するには?
Live Producerで「サーバーURL」とパーシステントストリームキーをコピーし、StreamRoveのFacebookの配信先に貼り付けます。OBSでは「設定」→「配信」の「サービス」で「カスタム...」を選び、StreamRoveのRTMPS URLとストリームキーを貼り付けます。OBSで「配信開始」を押し、Live Producerにプレビューが表示されたら「ライブ配信を開始」を押します。
Facebookのストリームキーはどこにありますか?
facebook.com/live/createでLive Producerを開き、「投稿する場所を選択」で投稿先を選んで「ライブ配信を開始」を押し、「ストリーミングソフトウェア」を選びます。「サーバーURL」と「ストリームキー」が並んで表示されます。「詳細設定」で「パーシステントストリームキー」をオンにすると、同じキーをすべての配信で使えます。通常のキーは再利用できません。同じ手順はFacebookのストリームキー確認ガイドでも紹介しています。
FacebookライブのサーバーURLとは?
Live Producerに表示される「サーバーURL」を、そのままコピーしてください。FacebookはRTMPSで配信を受け取り、アドレスはrtmps://で始まってポート443を使います。OBSに組み込まれた「Facebook Live」サービスも、rtmps://rtmp-api.facebook.com:443/rtmp/を指しています。StreamRoveでは、このアドレスをFacebookの配信先の「ストリームURL」欄に入力し、エンコーダの送信先はStreamRoveにします。
Facebookライブのおすすめ設定は何ですか?
Facebook公式の表では、1080p・30 fpsが3,000〜6,000 kbps、1080p・60 fpsが4,500〜9,000 kbpsです。キーフレームは2秒ごと(4秒以内)、音声はAACで128 kbpsが推奨とされています。StreamRoveはFacebook向けに6,000 kbpsを想定していて、どちらの範囲にも収まります。配信先にFacebookがあると、「出力プロファイル」カードもこの値をおすすめします。映像はH.264で、ビットレートは固定にしてください。
FacebookとYouTubeに同時配信できますか?
はい。両方を同じStreamRoveの配信に追加すると、エンコーダが送るのは1本だけで、StreamRoveが各配信先にコピーを届けます。タイトルは別々に設定します。Facebookの分はLive Producerで、YouTubeの分はYouTube Studioで入力します。配信は1本なので、ビットレートも1つです。6,000 kbpsはFacebookの30 fpsと60 fpsのどちらにも合い、YouTubeもこの値で受け付けます。
Facebookに配信が表示されないのはなぜですか?
多くの場合、Facebookが操作を待っている状態です。「ライブ配信を開始」を押すまで、配信はLive Producerのプレビューに留まります。配信先が「届いていません」と表示されるときは、キーがリセットされたか、別のライブ動画が同じキーを使っている可能性があります。Facebookでは、パーシステントストリームキー1つにつきライブ動画は1本までです。新しいアカウントは、Facebookの条件(アカウント作成から60日、フォロワー100人)を満たす必要もあります。
Facebookのグループや自分のプロフィールでライブ配信できますか?
はい。Facebookが対応している場所なら配信できます。Live Producerでは、動画ソースを選ぶ前に、左側のメニューで投稿先を選びます。配信は、選んだ場所に届きます。フォロワーの条件はFacebookページとプロフェッショナルモードのプロフィールが対象で、ページとして投稿するには、そのページのアクセス権が必要です。
Facebookライブは何時間まで配信できますか?
MetaのLive Video APIドキュメントによると、最大8時間です。一日がかりのイベントでは、上限に達する前にいったん停止し、始め直します。分けた各パートは別々のライブ動画になりますが、パーシステントストリームキーを使っていれば、StreamRoveの同じ配信先をすべてのパートで使えます。
StreamRoveはワンクリックでFacebookと連携できますか?
いいえ、まだです。Facebookとのワンクリック連携は、Metaの審査待ちです。それまでは、2つの値を貼り付けて設定します。Live Producerの「サーバーURL」は「ストリームURL」に、パーシステントストリームキーは「パーシステントストリームキー」に貼り付けます。設定は一度だけで、Live Producerでリセットしない限り、キーはそのまま使えます。
同じ配信をInstagramにも送れますか?
Instagramライブは、RTMPSのアドレスと、配信のたびにInstagramが新しく発行するキーで受け付けます。毎回新しいキーを貼り付ければ、Facebookと並べてInstagramにも配信できます。クリップを使う方法もあります。配信後にStreamRoveでクリップを切り出し、InstagramのプロアカウントにリンクしたFacebookページ経由で、Instagramのリールへそのまま投稿できます。