録画した動画を 疑似ライブ配信として流す
動画をアップロードするか、すでにある録画を選ぶと、StreamRoveが疑似ライブ配信として各プラットフォームに流します。開始時刻を決めておけば、その場を離れても大丈夫です。準備ができたら「今すぐ配信を開始」を押すこともできます。配信中の1時間は、カメラの前ではなくチャットで過ごせます。
録画済み動画の配信には、エンコーダも、つけっぱなしのパソコンも必要ありません。StreamRoveのサーバーが、録画したときと同じ速さで動画をリアルタイムに再生します。
録画した動画を配信する理由
本番でトラブルが起きない
止まってしまったデモ、回線が切れたゲスト、言い直したかった一言。どれも編集で直せます。視聴者には、決まった時刻に始まり、みんなで一緒に見られる配信を届けられます。
カメラの前ではなく、チャットに集中
動画は自動で進むので、配信のあいだずっと質問に答えられます。配信ページでは、YouTube、Twitch、Kickのチャットを閲覧専用の統合チャット欄にまとめて表示します(ベータ版)。返信は各プラットフォームから送ります。
視聴者が起きている時間にオンエア
調子のいいときに録画して、視聴者の都合がいい時間に配信します。地球の反対側にいる視聴者にも合わせられます。日時を選べば、あとは自動で始まります。
誰も夜更かししなくていい
予約した配信は、サーバー側で始まり、サーバー側で終わります。エンコーダの電源は切ったまま、ノートパソコンも閉じたままで大丈夫です。気が変わったら、どのブラウザからでも「配信を停止」を押せば、きれいに終了します。
仕組み
一度アップロードすれば、何度でも使える
動画はストレージに保存され、何度でも配信できます。2 GBまでのファイル(MP4、MOV、AVI、MKV、WMV、M4V)は、分割してアップロードします。接続が途切れても、やり直すのは1パートだけで、ファイル全体ではありません。過去の配信の録画もストレージにあります。
ただのプレイリストではなく、進行表
項目を最大200件並べられます。項目ごとにイン点とアウト点、ラベル、順番を設定できます。項目と項目のあいだに、すき間も再接続もありません。
予約するか、自分で開始するか
「予約する」を選んで日付と開始時刻を指定するか、「自分で開始する」を選んで、準備ができたら「今すぐ配信を開始」を押します。選んだ時刻は、ブラウザのタイムゾーンの時刻として扱われます。
配信先は、いつもどおり
録画済み動画の配信も、ほかの配信と同じです。プラットフォームも、配信先ごとのオン/オフの切り替えも、統合チャット欄(ベータ版)も変わりません。
配信中に使えるコントロールルーム
いま流れている項目と、次に流れる項目がわかります。「スキップ」で次の項目へ、「ジャンプ」で好きな項目へ移動し、「配信を停止」で終了します。オンエアした項目、スキップした項目、ジャンプで飛ばした項目は、すべてオンエア履歴に残ります。
リアルタイムで再生
回線が許すかぎり速く送るのではなく、動画の本来の速さで送り出します。プラットフォームには、ふつうのライブ配信用エンコーダと同じ形で届き、画面上のタイミングも録画したとおりです。
ライブ配信にするか、通常の動画としてアップロードするか
どちらも同じファイルを視聴者に届けますが、性質はまったく違います。
| StreamRove | 通常の動画としてアップロード | |
|---|---|---|
| 決まった時刻に、みんなで一緒に視聴 | ✓ はい | 見つけたときに、各自で視聴 |
| 再生中のライブチャット | ✓ 配信先のどのプラットフォームでも | コメントは、見に来たときにそれぞれ書き込む |
| 複数のプラットフォームへ同時に | ✓ 1回の配信ですべてのプラットフォームへ | プラットフォームごとに別々にアップロード |
| 複数の動画を1つの配信に | ✓ 最大200件の項目を並べた進行表 | 視聴者が自分で次を選ぶプレイリスト |
| 配信中に進行を変更 | ✓ コントロールルームでスキップ、ジャンプ、停止 | あとから編集、または取り下げ |
| 終了後もプラットフォームに残る | 各プラットフォームのライブアーカイブ次第 | ✓ はい(削除するまで) |
録画した動画を疑似ライブ配信する方法
最初に動画を書き出します。映像がH.264、音声がAACで、解像度が1080p以下のMP4がいちばん無難です。動画変換ツールなら、ブラウザ上でMP4を作れます。
- 1
録画済み動画の配信を作成
「新しい配信」を押し、「録画済み動画の配信」を選びます。動画1本なら「動画ファイル1本」、プレイリストなら「複数の動画ファイルのリスト」を選びます。
- 2
動画をアップロード、または選択
新しいファイル(2 GBまで)は「動画をアップロード」を押して追加し、以前アップロードした動画は一覧から選びます。過去の配信の録画は、配信ページの「動画を追加」から進行表に加えられます。
- 3
タイトルと開始のタイミングを決める
配信にタイトルを付け、「自分で開始する」か、日付と開始時刻を指定する「予約する」を選びます。「最後の項目のあと」を「停止」または「ループ」に、「出力」を「最初の動画と同じ」「720p」「1080p」のいずれかにします。
- 4
配信先を選ぶ
この配信を届けたいチャンネルをオンにします。新しいチャンネルは、「チャンネルを追加」を押して連携します。自分で選ばないかぎり、オンになるチャンネルはありません。最後に「配信予定を作成」を押します。
- 5
進行表を調整する
配信ページの進行表では、イン点とアウト点の設定、項目の並べ替えとラベル付けができます。「つなぎ動画」を選ぶと、最後の項目のあとに指定した動画が、停止するまで繰り返し流れます。調整が終わったら「進行表を保存」を押します。
- 6
配信を開始、または時刻におまかせ
予約した時刻になると自動で始まります。予約していない場合は「今すぐ配信を開始」を押します。ソースのプレビューは配信中の映像と同じタイミングで再生され、視聴者は約15秒で見られるようになります。
- 7
配信中に操作する
「スキップ」で次の項目へ、「ジャンプ」で好きな項目へ移動し、「配信を停止」で終了します。ジャンプすると、再接続に1〜2秒かかります。配信が終わったあとは、オンエア履歴で何がいつ流れたかを確認できます。
配信時の出力設定
選んだ「出力」によって、ファイルをそのまま送るか、再エンコードして送るかが決まります。次の表は、配信に使われる値です。
| 出力 | 画面 | 映像 | 音声 |
|---|---|---|---|
| 「最初の動画と同じ」(ファイル1本まるごと) | ファイルそのまま | 変更せず、ファイル本来のビットレートで送信 | 変更なし |
| 「最初の動画と同じ」(それ以外の場合) | 最初の動画のサイズ(最大1080ライン)、フレームレートは24、25、30、60 fpsのいずれかに丸めた値 | H.264:1080ラインで5,000 kbps、720ラインで3,000 kbps、720ライン未満で1,500 kbps、60 fpsではその1.5倍 | AAC、160 kbps、44.1 kHz、ステレオ |
| 720p | 1280 × 720、30 fpsで出力 | H.264、3,000 kbps | AAC、160 kbps、44.1 kHz、ステレオ |
| 1080p | 1920 × 1080、30 fpsで出力 | H.264、5,000 kbps | AAC、160 kbps、44.1 kHz、ステレオ |
ファイルがそのまま送られるのは、次の条件がそろったときだけです。進行表がそのファイル1本だけで、先頭をカットしておらず、「出力」が「最初の動画と同じ」で、つなぎ動画もロゴも使っていません。再エンコードした映像には、必ず2秒ごとにキーフレームが入ります。縦横比が異なる映像は、引き伸ばされずに黒帯が入ります。
録画済み動画で配信している人たちのコツ
いちばん厳しいプラットフォームに合わせて書き出す
StreamRoveがファイルをそのまま送るときは、書き出したときのビットレートのまま、どのプラットフォームにも届きます。6,000 kbpsを超えて書き出した動画は、Twitchが受け付けるビットレートを上回ります。いちばん厳しいプラットフォームのビットレートに近い値で書き出すか、「出力」を「1080p」にしてください。5,000 kbps、30 fpsで再エンコードします。YouTube、Twitch、Kick、Facebook、LinkedInのどれも受け付ける範囲です。
終わりは黒画面ではなく、つなぎ動画
「停止」にすると、最後の項目が終わった瞬間に配信が終了します。自分のタイミングで締めたいときは、進行表で「つなぎ動画」を選びます。短い動画やスライド、お礼のカードを繰り返し流しておけば、「配信を停止」を押すか、ジャンプで進行表に戻るまで続きます。視聴者の画面に何かが映ったまま、チャットで最後の質問に答える時間が取れます。
先にプラットフォームのルールを確認する
プラットフォームから見ると、録画済み動画の配信もふつうのライブ配信と同じように届きます。ただ、録画コンテンツについてのルールはプラットフォームごとに違います。Kickは、認証とパートナープログラムのガイドラインで、録画済みのコンテンツを避けるよう配信者に求めています。プラットフォームのプログラムがチャンネルにとって大切なら、予約する前にルールを読んでおきましょう。タイトルには、録画の初公開であることをはっきり書いてください。
進行表をリハーサルする
数日前に、すべての配信先をオフにして配信を作成し、「今すぐ配信を開始」を押します。ページ上のソースのプレビューとライブ出力で、プラットフォームに届く映像がわかり、オンエア履歴で各項目が再生されたことを確認できます。録画済み動画の配信にはプランごとの利用枠があり、リハーサルもその枠に含まれます。短めにして、確認できたら停止してください。
よくある質問
疑似ライブ配信は、プラットフォームで本物のライブ配信として扱われますか?
はい。エンコーダと同じように、StreamRoveが各プラットフォームの受信サーバーへリアルタイムで送ります。プラットフォームにはライブ配信として届き、そのプラットフォームのライブチャットも表示されます。
開始時刻は決めておく必要がありますか?
いいえ。デフォルトは「自分で開始する」で、「今すぐ配信を開始」を押すまで、配信ページで待機します。自動で始めたいときは「予約する」を選びます。
どんな動画ファイルを使えますか?
MP4、MOV、AVI、MKV、WMV、M4Vのファイルを、1ファイル2 GBまで使えます。分割してアップロードするので、接続が一時的に不安定になっても、最初からやり直す必要はありません。ストレージにある録画も使えます。ストレージの容量はプランで決まります(料金プラン)。
1回の配信で、動画を何本まで流せますか?
1つの進行表に最大200件の項目を入れられ、項目ごとにイン点とアウト点で切り出せます。最後の項目のあとは、配信を停止する、先頭から繰り返す、停止するまでつなぎ動画を流して待機する、のいずれかを選べます。
24時間配信チャンネルとして使えますか?
「ループ」にすると、停止するまで進行表を先頭から繰り返し再生します。ただし、1回の配信を続けられる時間と、請求期間ごとの出力時間はプランで決まります。どちらも料金ページに載っています。
配信が始まってからでも、停止や変更はできますか?
「配信を停止」を押せば、いつでもきれいに終了できます。配信中も、「スキップ」と「ジャンプ」で進行表の中を移動できます。進行表そのものは、オンエア中はロックされます。停止してから編集し、「もう一度配信する」を押してください。
再生中にチャットに参加できますか?
そこがこの機能のいちばんの魅力です。配信ページでは、YouTube、Twitch、Kickのチャットが閲覧専用の統合チャット欄(ベータ版)にまとまって表示されます。返信は各プラットフォームから送ります。
配信は録画されますか?
録画済み動画の配信では、StreamRoveは別の録画を作りません。元の動画はストレージに残っているので、録画が必要になることもほとんどありません。各プラットフォームは、それぞれのルールに従って配信のコピーを保存します。たとえばYouTubeでは、12時間を超える配信がアーカイブされないことがあります。
カメラを使うライブ配信も、同じように予約できますか?
いいえ。予約できるのは、録画済み動画の配信だけです。カメラを使うライブ配信は、時間になったらエンコーダかスタジオから配信を始めてください。それまで共有ページには、配信がまだ始まっていないと表示されるだけです。
動画が見つからなかったり、再生が止まったりするとどうなりますか?
ストレージから削除したファイルは、進行表で「見つかりません」と表示されます。オンエア中はスキップされ、オンエア履歴に「ファイルなし」と記録されます。配信の途中で再生が止まったときは、止まった位置から数回、再開を試みます。それでも戻らない場合、ページに配信が失敗したことと、その理由が表示されます。