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ガイド · 同時配信の基本

複数のプラットフォームで 同時配信する方法

同時配信(マルチ配信)とは、同じ映像を複数のプラットフォームで同時にライブ配信することです。成否を分けるポイントは3つあります。各プラットフォームが認めている内容、回線のアップロード速度(上り)、パソコンから送る配信が1本だけか、プラットフォームの数だけ必要かです。このガイドでは3つのポイントを順に見たあと、設定の手順を案内します。

YouTube自身のヘルプページでは、この配信方法を「simulstreaming」と呼び、送信するビットレートの1.5〜2倍のアップロード速度を目安に挙げています。5本ではなく1本だけ送るのが、この目安に収めるいちばん簡単な方法です。

43.8 Mbps
OBSから5つのプラットフォームへ直接、1080p60で送るときのアップロード速度
8.8 Mbps
同じ5つへStreamRove経由で送るとき
1.5〜2倍
YouTubeが目安にするアップロード速度の余裕
24時間
YouTubeでライブ配信が有効になるまでの最大時間

同時配信する理由

すべての視聴者に、同じ瞬間に届く

Twitchの常連、YouTubeのチャンネル登録者、LinkedInのつながりが、配信者のために別のプラットフォームへ移ってくれることはめったにありません。すべてのプラットフォームでライブ配信すれば、それぞれが普段いる場所で見られます。配信の進行は1回で済みます。

配信はひとつだけ

準備もリハーサルも本番も1回で済みます。同じ1時間が、Twitchの配信にも、あとからYouTubeチャンネルに残しておける動画にも、LinkedInのイベントにもなり、同じものを2回録画する必要はありません。

ひとつのプラットフォームに頼りきらない

どこかのプラットフォームで障害が起きたり、キーを拒否されたりしても、ほかのプラットフォームでは配信が続きます。1つのサービスの調子が悪い夜があっても、視聴者がいなくなることはありません。

引っ越さずに、別のプラットフォームを試せる

KickやLinkedIn Liveが気になるなら、いつもの配信に追加して、どんな人が来るか確かめられます。今の視聴者に、どこかへ移ってほしいとお願いする必要はありません。

同時配信の環境に必要なもの

エンコーダの送信先はひとつだけ

エンコーダは、RTMPS、RTMP、SRTのいずれかで、いつも同じ送信先に送ります。プラットフォームを追加しても外しても、エンコーダの設定を変える必要はありません。

保存されるプラットフォーム連携

YouTube、Twitch、Kickは、一度ワンクリックで連携すれば済みます。ほかのプラットフォームは、貼り付けたサーバーURLとキーが保存されます。例外はLinkedInとInstagramで、配信のたびに新しいキーが発行されます。

どのプラットフォームにも合う設定

プラットフォームごとに上限は違います。Twitchは6,000 kbps、LinkedInは30 fpsが上限です。「出力プロファイル」カードは、その配信に含まれるすべてのプラットフォームに合う値を算出し、それぞれの上限を決めているプラットフォームも示します。

配信を見守ってくれる仕組み

進行しながら5つのプラットフォームを開きっぱなしにはできません。代わりに見守るのが、ヘルススコア、プラットフォームごとのステータス、オンにして使う配信切れ通知です。どのプラットフォームが止まったかもわかります。

チャットを1か所にまとめる(ベータ版)

YouTube、Twitch、Kickのメッセージを、配信ページの閲覧専用チャット欄にまとめて表示します。返信は、これまでどおりそれぞれのプラットフォームで送ります。

録画とクリップ

有料プランでは、「録画を保存」で配信全体を「ストレージ」に残せます。あとから縦型(9:16)のクリップを切り出せば、YouTubeショート、Instagramのリール、TikTokにそのまま投稿できます。

すべてのプラットフォームで同時に配信するか、1つで配信して残りにはあとからアップロードするか?

1つのプラットフォームで配信し、録画をあとからほかのプラットフォームに投稿するクリエイターも大勢います。すべてのプラットフォームで同時に配信すると何が変わるのかをまとめました。

StreamRove1つで配信、ほかはあとでアップロード
すべてのプラットフォームでライブチャット✓ はい、それぞれで配信したプラットフォームのみ
どの視聴者もリアルタイムで見られる✓ すべて同じ瞬間にライブで見られるのは1つのプラットフォームだけ、ほかの視聴者はあとから動画を見る
配信のあとの作業✓ ライブ分の作業はなし各プラットフォームで、書き出し、アップロード、説明文の入力が必要
守るべきプラットフォームのルールTwitchは同時配信の3つの条件を守る、Kickのパートナーは「同時配信モード」をオンにする✓ 各プラットフォームのアップロード時のルールのみ
プラットフォームの1つで障害が起きたとき✓ ほかでは配信が続く唯一のライブ視聴者が配信を見られなくなる
プラットフォームごとに編集を変える— どこでも同じ配信✓ アップロードごとに好きなように編集できる

同時配信のやり方を手順ごとに解説

最初の配信の1日前から準備を始めておくと安心です。YouTubeでは、チャンネルでライブ配信が使えるようになるまで、最大24時間かかることがあります。

  1. 1

    プラットフォームを選ぶ

    まずは2つから始めます。視聴者がすでにいるプラットフォームと、伸ばしたいプラットフォームです。追加する前に、下の表で各プラットフォームの行を読んでおきます。とくにTwitchとKickのルールは、よく確認してください。

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    アップロード速度を測る

    配信に使うパソコンでビットレート計算ツールを開き、「アップロード速度を測定」を押します。1080p60で6,000 kbpsの配信1本に必要なのは約8.8 Mbpsです。同じ配信を自分のパソコンから5つのプラットフォームに直接送ると、約43.8 Mbpsが必要になります。

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    各プラットフォームの準備をする

    YouTube Studioでライブ配信をまだ有効にしていなければ、「作成」→「ライブ配信を開始」を選んで有効にします。LinkedInとInstagramは、キーを発行する前に、各サービス側で配信の設定を済ませておく必要があります。Xでは、X Premiumが必要です。

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    プラットフォームをStreamRoveと連携する

    「チャンネル」ページで、YouTube、Twitch、Kickをワンクリックで連携します。ほかのプラットフォームは、それぞれのカードを開いてサーバーURLとストリームキーを貼り付けます。各プラットフォームのどこにあるかは、ストリームキー確認ガイドでわかります。

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    配信をひとつ作成し、プラットフォームを追加する

    「新しい配信」を押し、「エンコーダ | RTMP」を選びます。「連携済みのチャンネル」で、使うプラットフォームを追加します。それぞれのスイッチは、まだオフのままにしておきます。

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    エンコーダの送信先をStreamRoveにする

    配信ページにあるRTMPS用のサーバーURLとストリームキーを、OBS、vMix、ハードウェアエンコーダのいずれかにコピーして貼り付けます。この作業は1回だけです。「出力プロファイル」カードに表示された値も入力します。ビットレート、フレームレート、CBR(固定ビットレート)、2秒のキーフレーム間隔です。どの欄に何を入力するかは、OBSで同時配信する方法で確認できます。

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    どれもオンにせずにテストする

    エンコーダから配信を始めて、配信ページでプレビュー、音声、ヘルススコアを確認します。この段階では、どのプラットフォームにも何も届きません。

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    すべてのプラットフォームで配信を開始する

    プラットフォームのスイッチをオンにして、それぞれが「接続中…」から「届いています」に変わるのを確認します。そのあと、Kickのパートナーは、Kickのルールに従って、自分のKickチャットに/multi onと入力します。

同時配信の前に確認したい、プラットフォームごとの条件

プラットフォームごとに、StreamRoveとの連携方法、StreamRoveが想定する設定、知っておきたいルールを1つまとめました。プラットフォームのルールは、各プラットフォームのヘルプページと規約を元にしています。

YouTubeワンクリックで連携(ストリームキーはStreamRoveが読み取る)9,000 kbps(最大12,000)、1080p、60 fps、AAC 128 kbps(音声)ライブ配信が有効になるまで、最大24時間かかることがあります。12時間を超える配信は、アーカイブされない場合があります。
Twitchワンクリックで連携6,000 kbps、1080p、60 fps、AAC 160 kbps(音声)Twitchの規約では、3つの条件付きで同時配信が認められています。1回の配信は最大48時間です。
Kickワンクリックで連携(URLとキーはStreamRoveが読み取る)8,000 kbps、1080p、60 fps、AAC 160 kbps(音声)パートナーは「同時配信モード」をオンにするか、/multi onと入力します。その間の報酬は半額です。
FacebookLive Producer(Facebookのライブ配信作成画面)のサーバーURLとストリームキーを貼り付け6,000 kbps(最大9,000)、1080p、60 fps、AAC 128 kbps(音声)Metaのドキュメントで認められているのは、1080p30で3,000〜6,000 kbps、1080p60で4,500〜9,000 kbpsです。8時間を超えるライブ動画は配信できません。
LinkedInURLとキーを貼り付け(イベントごとに新しいペア)5,000 kbps(最大6,000)、1080p、30 fps、AAC 128 kbps(音声)LinkedInが勧めるのは720pで3.5 Mbpsです。1080p、30 fps、6 Mbpsは上限です。
InstagramRTMPS URLとストリームキーを貼り付け出力プロファイルの対象外:同時に配信するほかのプラットフォームに合わせる配信のたびに新しいストリームキーが発行されます。
TikTok「連携」でアカウントを確認(キーは貼り付けが必要)出力プロファイルの対象外:同時に配信するほかのプラットフォームに合わせる配信ソフトからライブ配信できる人は、TikTokが決めています。
XLive StudioのRTMPS URLとキーを貼り付け出力プロファイルの対象外:同時に配信するほかのプラットフォームに合わせるエンコーダからライブ配信するには、X Premiumのサブスクリプションが必要です。

ここにあるプラットフォームはすべて、H.264の映像、2秒ごとのキーフレーム、AAC音声を求めます。1本の配信に複数のプラットフォームを入れる場合は、もっとも厳しい数値に合わせます。よくある組み合わせの値は、同時配信のページにまとめています。

毎週同時配信している人たちからのアドバイス

6つではなく、まず2つのプラットフォームから

プラットフォームが増えるたびに、読むチャット、書くタイトル、確認するダッシュボードも増えます。見きれない6つより、しっかり見られる2つのほうがうまくいきます。数回配信して、視聴者が実際に反応してくれる場所を見極めてから、次のプラットフォームを追加します。あとから追加するのは1分で済みます。連携して、配信に追加して、スイッチをオンにするだけです。

アップロード速度に余裕を持たせる

複数のプラットフォームへの配信を説明したYouTubeのヘルプページでは、送信するビットレートの1.5〜2倍のアップロード速度が目安とされています。StreamRoveの計算ツールもほぼ同じ考え方で、配信がアップロード速度の70%未満に収まるようにします。測るときは、実際に配信するパソコンと回線を使い、配信する時間帯に、家のほかの機器もオンラインにしておきます。ルーターまでLANケーブルでつなぐほうが、Wi-Fiより確実です。

画面づくりではTwitchのルールを意識する

Twitchの視聴者にも、ほかの視聴者と同じ配信を見せる必要があります。「YouTubeで視聴」と書いたバナーを出したり、チャットのコマンドでほかの場所へ誘導したり、ほかのプラットフォームのチャットを映像に重ねたりするのは避けてください。自分用に、すべてのプラットフォームのチャットをまとめて読むのは問題ありません。Twitchのチャットにも、ほかのチャットと同じくらい話しかけましょう。Twitchの規約では、こうした交流も体験の一部として数えられます。

タイトルは、それぞれのプラットフォームで書く

StreamRoveには、プラットフォームごとにタイトルを設定する機能はありません。配信の前に、YouTubeのタイトルはYouTube Studio、Twitchのタイトルとカテゴリーはクリエイターダッシュボード、LinkedInのイベント説明文はLinkedInで書いておきます。配信中に予定が変わったときは、配信ページの「ライブコントロール」から、StreamRoveを離れずにTwitchのタイトルとカテゴリーを更新できます。

よくある質問

同時配信とマルチストリーミングの違いは何ですか?

実質的な違いはありません。どちらも、同じ映像を複数のプラットフォームで同時にライブ配信することです。英語では、YouTubeのヘルプセンターが「simulstreaming」、Twitchの規約が「simulcast」、多くの配信者が「multistreaming」と呼んでいます。

同時配信に必要なアップロード速度はどのくらいですか?

StreamRoveのようなサービスを経由すれば、必要なのは配信1本分だけです。1080p60で6,000 kbpsなら約8.8 Mbps、1080p30で4,500 kbpsなら約6.6 Mbpsです。パソコンから直接送る場合は、これにプラットフォームの数を掛けた速度が必要です。ビットレート計算ツールなら、自分の回線に合う値を算出できます。

同時配信は認められていますか?

多くの場合は認められていますが、ルールがあります。Twitchの規約では、次の3つを守れば同時配信できます。Twitchの視聴者に、ほかのプラットフォームと同等以上の体験を届けること。視聴者をTwitchの外へ誘導しないこと。ほかのプラットフォームのチャットを統合して、Twitchの配信に表示しないこと。Kickも認めていて、パートナーは「同時配信モード」をオンにします。オンの間は報酬が半額です。YouTubeのヘルプセンターにも、複数のプラットフォームへ配信するためのガイドがあります。特定のプラットフォームと独占契約を結んでいる場合は、先に契約内容を確認してください。

高性能なパソコンは必要ですか?

いいえ。1つのプラットフォームに配信するときと同じ性能で足ります。パソコンがエンコードするのは1本だけで、コピーはStreamRoveが作ります。OBSからTwitchへ問題なく配信できているなら、StreamRoveを経由した同時配信でも負荷は増えません。

プラットフォームごとに別のタイトルを付けられますか?

はい。ただし、タイトルは各プラットフォームで設定します。StreamRoveが運ぶのは映像で、タイトルはYouTube Studio、Twitchのクリエイターダッシュボード、LinkedInで管理します。配信中にTwitchのタイトルとカテゴリーを変えたいときは、配信ページの「ライブコントロール」を使えます。

TikTokには縦型、YouTubeには横型の配信を同時に送れますか?

いいえ、1本の配信からは送れません。すべてのプラットフォームに同じ映像が届きます。縦型の映像を送るには、専用の配信が別に必要です。同時に進行できる配信の数は、プランで決まります(料金)。スマホ向けの配信なら、スタジオで最初から9:16で配信できます。

OBSなしでも同時配信できますか?

はい。vMix、Streamlabs Desktop、ハードウェアエンコーダなど、RTMP、RTMPS、SRTのいずれかで送れるものなら使えます。エンコーダがなくても、ブラウザで使えるスタジオで配信を作るか、完成した動画をアップロード配信でライブとして流せます。

YouTubeと一緒にInstagramやLinkedInにも配信できますか?

はい。どちらも、貼り付けたサーバーURLとストリームキーで追加できます。Instagramは配信のたびに、LinkedInはイベントのたびに新しいキーを発行します。先に各サービス側で配信を設定しておき、当日に配信先を追加してください。

配信中にインターネットが切れるとどうなりますか?

すべてのプラットフォームで同時に映像が途切れます。どれも、ひとつの配信につながっているためです。配信ごとにオンにする配信切れ通知なら、1分後にお知らせします。Controlプラン以上では、「バックアップ配信」カードが、エンコーダからの映像が戻るまですべてのプラットフォームに待機画面を送ります。

同時配信を無料で試せますか?

はい。無料のSandboxプランなら、複数のプラットフォームを連携して、同時にライブ配信できます。含まれる配信先の数と出力時間、有料プランで追加される内容は、料金ページで確認できます。

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